まとめ
- 除湿機のタンクに溜まる水は、かなり不衛生
- 「飲む」「食器洗い」「洗濯」など生活に直結する用途は避けるべき
- 植物の水やりや風呂掃除、打ち水など“割り切れる使い方”ならアリかも
- それでも基本は捨てるのが無難
除湿機の水って、きれい?→汚い

除湿機を購入して数日、除湿効果に驚いています。
朝電源を入れて昼に帰ってくるまでの4~5時間の間に
2リットルの給水タンクが満タンになっているからです。
一体この部屋のどこにこんな水があったんだという驚きと同時に
この水をそのまま捨てるのはなんだかもったいないという気持ちになりました。
タンクに溜まった水を見ると、透明で澄んでいて、しかも冷んやりしている。
これ飲めそうじゃない?なんて思ったこともあります。
でも、実際にはそうではありません。
除湿機が吸っているのは「部屋の空気」その空気には、
- カビの胞子
- ハウスダスト
- ダニの死骸
- 人間の皮膚のかす
- 細かいホコリ
こうした不衛生なものが含まれていて、それが凝縮されてタンクに溜まる仕組みです。
要するに汚い水であることは間違いなさそうです。
普通は捨てるべき。
それでも考えた、再利用の方法
節約家としては「2リットルの水が溜まるのに、そのまま捨てるのはもったいない」とどうしても思ってしまいます。
そこで今回私が思いついた再利用方法を紹介します。
(お試しの際はくれぐれもご注意ください、自己責任でお願いします)
1. 植物の水やり
観葉植物や庭木などに使うのは一番現実的。
多少雑菌があっても土や微生物が処理してくれるので、大きな問題にはなりにくいはず。
ただし、ネギやミニトマトなどの口に入る植物には使わないほうが安心です。
2. 風呂掃除に使う
タンクの水を浴槽の下洗いや床掃除に利用。
「どうせ流してしまう水」だからこそ、気楽に使えます。
3. 打ち水
夏の間は、玄関先やベランダに打ち水を撒くと涼しさを感じられます。
排水溝に捨てるから、ベランダに捨てるに変えただけ。
ちょっとした「もったいない解消」には良い使い方だと思います。
絶対におすすめできない利用法

「これができたら最高じゃん!」と思ったけど、やめたほうがいい使い道もあります。
- 食洗機に使う
理屈では水道代節約できそうですが、不衛生な水で食器を洗うのは本末転倒。
我が家の食洗器は1回で6リットルの水を使うので、
除湿機は1回で2リットル水を貯めるからほぼ永久機関になるんじゃ…
と悪魔的発想に自画自賛しながらも断念。
しかし一人暮らしだったら確実に再利用していることでしょう。 - 飲み水として使う
冷たくて澄んでいるからつい手が伸びそうになりますが、
雑菌が多いため健康に良くありません。 - 洗濯に使う
こちらも服を洗うどころか、かえって菌を広げてしまう恐れがあります。
除湿機の水はお風呂の水より汚いらしいです。
つい考えてしまう“グレーゾーン”
節約家の発想としてこれならアリじゃない?と思ってしまうものもあります。
- 皿洗いの最初のすすぎに使う
→ 最後は水道水ですすぐから問題なさそう? - お米研ぎの最初の水に使う
→ 最終的に水道水で仕上げれば良さそう? - シャワー代わり
→ ペットボトルに入れて外に置き、太陽で温めて簡易シャワーに。
実際にやるかどうかはともかく、「使えそうだな」と考えてしまうのは節約家ならでは。
私は多分やります。
まとめ:やるなら自己責任で
ここまでいろいろ書きましたが、最後に強調したいのはこれ。
除湿機の水はきれいではない。
除湿機の水は見た目に反して不衛生なので安全面を考えると「そのまま捨てる」が最も無難です。
もし活用するなら、あくまで掃除や打ち水など、飲食や衣類に関わらない範囲にとどめましょう。
除湿機の水 再利用法一覧表
利用法 | 判定 | コメント |
---|---|---|
植物の水やり | △ | 観葉植物ならOK。食べる植物はNG |
風呂掃除 | 〇 | 有効活用できる安全な方法か |
打ち水 | 〇 | 夏場におすすめ。気分的にも涼しい |
食洗機 | ✕ | 不衛生。食器に雑菌が残る危険あり |
飲み水 | ✕ | 絶対NG。健康被害の可能性大 |
洗濯 | ✕ | 雑菌を衣類に広げるだけ |
皿洗いの最初すすぎ | △ | 最後に水道水ですすげば…自己責任で |
米研ぎの最初 | △ | 食品なのでおすすめはしない |
簡易シャワー | △ | 理屈上可能だが衛生面に注意 |
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