こんにちは、ENリトです。
いよいよWindows 10のサポート終了が2025年10月14日に迎えます。
「サポートが終わると危ないって聞くけど、具体的に何が危険なの?」と思っている方も多いはず。
今回は、パソコン初心者でもわかるように、危険性と理由をまとめました。
最初にまとめ
- サポートが終わると「修正プログラム」が配布されなくなる → 新しいウイルスや攻撃に無防備
- 「穴だらけの家」と同じ状態になり、個人情報(パスワード・写真・カード情報など)が盗まれるリスク大
- 古いOSでは銀行や買い物サイトが使えなくなることもある
- 最新のOSに移行するのが一番の対策
1. 新しいウイルスやランサムウェアに無防備になる

なんといっても古いOSを使い続けると危険な理由は、ウイルスをはじめさまざまな攻撃の足がかりとなる脆弱性が見つかっても、サポートが終わったOSには修正プログラムが提供されないためです。
つまり、穴だらけの状態でネットにつなぐことになります。
- ランサムウェア
パソコン内の写真や書類を勝手に暗号化して、「お金を払わなければ開けない」と要求。払っても戻らないことが多いです。
例:2017年に大流行した「WannaCry」は古いWindowsの穴を狙って感染し、病院や企業のシステムまで止めました。 - 新型ウイルスの特徴
今のウイルスは金銭目的がほとんど。情報を盗んだり、勝手に広告を表示してお金を稼いだりします。
➡️ 古いOSを使い続けると、こうした攻撃に完全に無防備な状態になります。

JVN iPedia(IPAが運営する脆弱性検索データベース)によると
2020年1月にサポート終了したWindows 7、
今ではなんと959件も脆弱性があることがわかりました。
2. 個人情報が漏れる原因

個人情報が漏れるのは、単に「ウイルスに感染したから」だけではありません。具体的には…
- 未修正の脆弱性
OSやソフトにある「穴」を攻撃者が利用して遠隔操作される - 古い暗号や認証方式
古いOSは安全な通信方法に対応しておらず、ログイン情報が盗まれやすい - 怪しいメールや偽アプリ
フィッシングメールや非公式アプリを開くと情報が抜かれる - 物理的な盗難や廃棄の不備
古いPCやHDDを安全に消去せずに捨てると、情報が復元される
📌 結果、写真・住所録・クレジット情報・メール内容などが丸ごと盗まれる危険があります。
OSの「穴」とは?
OSの穴は「攻撃者が勝手に入れる隙間」のことです。
例えば
- 攻撃者はインターネット上で「穴のあるPC」を探します。
- 見つかったら、その穴から勝手に侵入します。
- 侵入したPCから、保存されたIDやパスワードを探し出します。
➡️ つまり、自分の気づかないうちに「家の中を物色されて、大事な通帳やクレカ情報を持ち出される」のと同じです。
盗まれる「情報」の具体例
初心者が「情報」と聞くとピンと来ないと思いますが、実際に盗まれるのはとても身近なものです。
- ブラウザ・ネットバンキングのログイン情報
- Amazonや楽天のパスワード → 不正購入される
- クレジットカード情報 → 不正利用される
- 家族写真や住所録 → 闇サイト(ダークウェブ)で売られることも
しかも、こうした被害は自分だけでなく家族や取引先にも迷惑がかかる可能性があります。
3. ネットサービスやソフトも使えなくなる
- 古いブラウザやOSでは、銀行やAmazonなどが利用できなくなることがあります。
- 新しいプリンターやアプリも対応せず、使えない場合があります。
➡️ データだけでなく、生活や仕事も不便になります。
なぜ古いOSでは使えなくなるのか?
- ネットバンキング:古いWindowsや古いブラウザは接続拒否される(スマホアプリが身近ですね)
- 買い物サイト:安全のために古い環境からのログインを禁止する
- 新しいソフトやプリンター:古いOSではドライバが提供されない
➡️ つまり「壊れる」よりも前に「使えなくなる」ので、早めに新しい環境に移行したほうが快適です。
4. ウイルス感染の理由を整理すると
- 古いOSやソフトに「穴」がある
- 怪しいメールやサイトを開く
- USBなど外部機器を通じて感染
つまり、「最新のOSに更新する」に加えて「知らないものは開かない」ことが最大の予防策です。

時々セキュリティソフト入れてるから大丈夫!という方を見かけますが
サポートが切れたOSだと「検知」はしてくれるけれど「駆除」はしてくれません
5. まとめ:安全に使うために今できること

- 最新OSへのアップデートやパソコン買い替え(最優先)
- 大事なファイルはバックアップ
- パスワードは固く、使い回さない
- 多要素認証(MFA)を有効にする
- 怪しいメール・リンクは開かない
- 公共Wi-Fiは避ける or VPNを使う
💡 パソコンの買い替えを検討するなら2025年9月執筆時点ではWindows 11対応のモデルがおすすめです。
最新のOSなら、ウイルスや脆弱性のリスクを大幅に減らせますし、新しいソフトや周辺機器も安心して使えます。

安全にパソコンを使うなら、今すぐの意識改革が必要です。
「まだ使える」と思っている古いPCは、実は毎日リスクにさらされているかもしれません。
安心・快適に使うためにも、Windows 11対応パソコンへの移行を検討してみてください。
子供の頃から振り返るとパソコン歴25年以上の私
近年ではDELL、TOSHIBA、Lenovoなどを会社でも導入しましたが
HPのパソコンが最もエラーが起きず安定するので個人的にはお勧めです。


今すぐパソコン買えないよ!という方に
Windwos10を簡単な条件で1年間無料で延長できる「ESU」登録もあります。
窓の社さんが分かりやすく解説していたので興味のある方はご覧ください。
(理想としては買い換えていただく方が安全です)
コメント