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【収集癖クロニクル#01】ほっかほっか亭と少年時代の思い出

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幼稚園の頃から、ノートにシールを貼り付けたり、ボックスにまとめて保管したりしていた。
シールがなくなれば、ふりかけの袋や本の帯からイラストを切り抜いて、代わりに貼っていた。
ポケモンパンのシールはもちろん、パッケージまで保管していた。さすがに、これは怒られた。


中学生になると、校長先生が「野球のスクラップブックを作っている」と話しているのを聞き、ピンときた。
ヒントを得た私は、ダイソーのクリアブックに収集品を整理するようになった。
自分で描いたイラストを入れることもあったが、今思うと一番変わっていたのは――「ほっかほっか亭」のコレクターだったことだ。


なぜか昔からほっかほっか亭が大好きだった。
お弁当だからか、お菓子をねだるよりもハードルが低かったのかよく買ってもらっていた。

ヤフオクにほっかほっか亭のエプロンが出品されているのを見つけ親にお願いして落札してもらったこともある。
(ヤフオクが月額制だった時代を、君は知っているだろうか?!)

小学生がお小遣いをもらってほっかほっか亭に通う、ちょっと変わった少年だった。


特に印象に残っているのが、「GooCupシリーズ」。
お好み焼きは味もコンセプトも最高だった。

液だれしにくかった味の容器からきれいに移し替え、洗って保管していた。
さすがに怒られて捨てることになったが……実は今もこっそり一個だけ持っている。


弁当と同じくらい楽しみにしていたのが、包み紙だ。
弁当を包んでいる紙には、雑学やコラムが印刷されていた。

「このコラム初めて見る!」
「油もついてない、シワも少ない、これは激レアだ!」

そんなふうにテンションが上がって、自然と集めるようになっていった。
正直、「包まないで、そのまま渡して!」と思ったこともあったけど、今思えば、弁当と一緒に包まれてこそ良さが際立っていたのだと思う。


入り口にはパンフレット「ほっとたいむず」も置かれていた。
ほっかほっか亭ファンの投稿を読むのが楽しみで、毎号もらっていた。

メニュー表だって、毎月変わるたびにしっかり集めていた。
NARUTOの人形がもらえるキャンペーンもあったっけ。
(全部未開封だから、正直パッケージの記憶しかない。笑)

店内は全体的に黄色くて、あの独特の雰囲気も大好きだった。


そんなほっかほっか亭を愛してやまなかった私も、
いつしか収集をやめてしまった。

理由はいろいろあると思う。
単純に飽きたのかもしれないし、
高校進学で生活がガラッと変わったからかもしれない。
節約に目覚めて、あまり買わなくなったせいもあるだろう。

何より大きかったのは、楽しみにしていたコラムが、徐々に付かなくなったことだ。


そして2008年、ついに「ほっかほっか亭」は「ほっともっと」へと変わった。

昔から”初代しか認めない”気質だった私は、(今はだいぶマシになったけど)
新しい店へのワクワクより、「変わってしまったショック」の方がずっと大きかった。

何より、ほっともっとになってから、あのコラムが完全に消えてしまったのだ。
私が離れるには、十分すぎる理由だった。


それからというもの、ほっともっとに行く機会はぐっと減った。

数年後、AKBとコラボした時だけはちょっと注目していたかな。
今でもたまにイベントなどで食べる機会があり、味は相変わらず美味しいと思う。


それにしても、今ののり弁って460円もするんだな。
のり弁と言えば、270円だろ!

これが、老害ってやつか……!!!


そんな、小~中学生時代の思い出。

高校生になった私は、また別の収集癖に目覚めることになる。
その話は――またいつか。

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