最初にまとめ
- Bluetooth LE Audioは次世代のBluetooth規格。省電力・高音質・複数デバイス同時接続が可能。
- Auracastは、そのLE Audioを活用した「音の放送」機能。空港・美術館・ジムなどでイヤホンを通じて直接案内や音声を受け取れる。
- 将来的には、スポーツ観戦や映画館での同時通訳、観光地での自動ガイドなど、日常生活が大きく変わる可能性がある。
- 私自身もGalaxyユーザーとして、この進化を早く体験したいとワクワクしている。
グーグル(Google)は、Bluetooth LE Audio Auracastのサポートをより多くのデバイスに提供すると発表した。
AndroidのLE Audio機能をソニーのヘッドフォンに拡張し、対応するPixelスマートフォンにLE Audio Auracastのサポートを追加するという。現時点ではサムスンやシャオミの一部デバイスが対応している。
対応デバイスの追加により、空港で最新情報を入手したり、美術館でセルフガイドのオーディオツアーを探索したり、ジムでテレビや音楽チャンネルを聴いたりするなど、Auracast対応の場所で放送を聴くことができる人が増えるとのこと。
出典:ケータイ Watch「AndroidでのBluetooth LE Audio Auracast対応デバイスが拡大、ソニーのヘッドホンやPixelなど」
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/2044799.html
Bluetooth LE Audioとは?

「LE Audio」は、従来のBluetoothを大幅に進化させた新世代の規格です。
大きな特徴は次の3つ。
- 低消費電力 → バッテリーが長持ちに繋がる
- 高音質 → 新しいコーデック「LC3」でよりクリアな音へ
- 複数同時接続 → 1台のスマホから2台以上のイヤホン・ヘッドホンに同時配信できる
LE Audio Auracastとは?

「Auracast」は、LE Audioの目玉機能のひとつ。
例を挙げると
- 空港で搭乗アナウンスを自分のイヤホンで直接聞ける
- 美術館でオーディオガイドをイヤホンに配信
- ジムのテレビ音声を、自分のワイヤレスイヤホンで楽しめる
イメージとしては 「Wi-Fiを音で掴む」ような仕組みです。
他にも友達同士で同じ音楽を同時に聴く楽しみ方も可能になります。
将来の可能性

Auracastが広がれば、生活はもっと便利に、そして楽しくなりそうです。
- スポーツ観戦 → 会場の熱気を感じながら実況解説をイヤホンで聞く
- 映画館 → 外国語字幕の代わりに「同時通訳の音声」を受信
- 観光地 → イヤホンをつけるだけで自動的にガイド音声が流れる

「未来ずら~!」と言いたくなる
様々な革新的な使い方もきっと出てくるでしょう!
私の感想
私が使っているGalaxy S23 ultraもLE Audio対応機種です。
だからこそ「早く実生活でこの進化を体感したい!」というワクワクでいっぱいです。
今後の発展にますます期待しています!
おまけ Bluetoothの音質に関するコーデックについて
SBC(標準)
→ 全機種対応の標準のコーデック。音質は普通、遅延もそこそこ。
AAC(Apple系中心)
→ iPhoneでよく使われる。音質はSBCより良い。
LC3(Low Complexity Communication Codec) ←今回出てきたコーデック
→ LE Audioの標準、SBCより音質も効率も良い。
今後SBCからLC3が標準になるのも遠い未来ではないと思われる。
aptX(クアルコム)
→ Android向けに多い。SBCより音質と遅延が改善。
aptX HD
→ ハイレゾ相当の高音質。
aptX Adaptive / aptX LL(Low Latency)
→ ゲームや動画向け。低遅延に強い。
LDAC(ソニー)
→ 最大990kbpsでハイレゾ級。ソニー製や一部Androidスマホで対応。
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